★3 | 夜の漢江の岸辺のシーンでは私とて嗚咽がこみあげる。力のある映画だと思うが、全体に嫌な作劇だとも思う。例えば登場する父親二人、特にヨニの父親の描き方が耐えがたいほど嫌らしい。そして、エンディング、終止符の打ち方も、私は嫌いだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★5 | やくざ者と気の強いお嬢さんのロマンス、幼気な子供と敵対する肉親、折り重なる不幸。これはもう伊藤大輔の昔の人情素浪人映画の世界。これを見事に現代に蘇らせている。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | 駄々をこねるような、感情表現としての暴力。誰にも伝わらないはずの泣き声がヨニには届いてしまった。 [review] (アブサン) | [投票] |
★3 | 個々の素材を生かしながら驚かしもする役者陣の造型には心躍るし、主人公たちの内包する悲しみの深さ、激しさにも心打たれるところはあるが、あまりに説明過多な作劇の手法により伏線がその体をなさず、結果、予定調和的に終焉を迎えてしまうところが残念。 [review] (ナム太郎) | [投票(1)] |
★3 | 人はそんなに簡単には変われない。感動的なシーンも散見したけど、こんなの、日本の任侠映画で腐るほど観てきた。この高評価ぶりは逆に驚く。明らかにヨニより年上のヨンジェが母親の死の理由を知らないわけではあるまいに。そこがどうしても腑に落ちない。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★3 | 偶然の矯飾を侵すまで、然るべきイベントを然るべき時に投入し、世界を不自然に改変するのは、ただひたすらモテたいと願うオッサンの虚栄心。しかしこの邪念は、キム・コッピの退嬰的な愛らしさを胚胎することで、真実となる。 (disjunctive) | [投票(1)] |
★4 | 修羅的反面教師として生きる覚悟。でも死ぬ準備は出来ていない。その屈折した偉大と人間くさい矛盾。アンチ・バイオレンス映画の一つのカタチ。意外なほどユーモアが目を引く。 [review] (DSCH) | [投票(2)] |
★5 | 素晴らしいタイトル(邦題)だと思う。ラストまで、いやラスト以降の事まで想像したら尚更。狭い世界と思いながらもキャストそれぞれが活きてて、余計な雑念を感じさせなかった。 [review] (らーふる当番) | [投票(1)] |
★4 | まさに、息もできない。重苦しさから逃れられない。そして近年の韓国映画のレベルはかなり高い。 (あちこ) | [投票] |
★2 | こんなに極端な描き方をしなければ伝わらないと思っているのかねえ、という感じがする。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★4 | だましだましやってきたこの人間社会も、いよいよ限界、という感じがする。 (ドド) | [投票] |
★5 | クソ野郎の連発に『息もできない』(2011/01/13) [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | よほど幸福な家庭に育った方以外は、かなり身にしみる映画だと思いました [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★4 | コメントもできない (田邉 晴彦) | [投票] |
★4 | 憎悪と暴力と贖罪、或いは不条理の物語。もし僕たちがそれを「愛」と呼びたいならば、きっと許されるだろう。だが、それがいささかも意味も意義も無いことを、この映画はまさに描ききっている。 2010年7月16日シアターキノ [review] (ねこすけ) | [投票] |
★4 | 情緒的な、あまりに情緒的な。この規模の作品ならば英題も製作側の管理下にあったと勝手に推測するが、しかしこれは『勝手にしやがれ』では全然ない。キム・コッピとヤン・イクチュンという「新しい」キャラクタを創造しながら、それを理解と共感の檻に閉じ込めてしまう志向の非-映画性がつまらない。 [review] (3819695) | [投票(7)] |
★3 | えぐりこむように重いパンチを浴びせてくる。最近韓国映画を観るのがコワい。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | あまりに理路整然としていて,息もできない.狼の皮を被った,小学校の道徳の時間のよう.(2010.5) (moot) | [投票(5)] |
★4 | 息もできない。でも生きないといけない。 [review] (きわ) | [投票(1)] |
★4 | 正直、暴力描写が多い映画は好きじゃないんだけど。 [review] (NAO) | [投票(1)] |
★4 | 物語の結末はいささか唐突で腑に落ちないところもある。しかし全編に漂う生々しい空気に、題名の通りに息をひそめて見入ってしまった。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★4 | いったい人は、なぜ人を殴るのか。それが本能であるかのように、男は人を殴り続ける。男を駆り立てるものは、むろん理屈ではなく言いしれぬ怒りだ。その怒りに純粋な「人」の魂を感じ取る者たちがいる。そして唯一、「人」であることの自覚が暴力の歯止めとなる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★4 | 魂の暴力。 [review] (おーい粗茶) | [投票(11)] |
★5 | 男はつばをどこにでも吐く。言葉はすべてクソという表現を使う。いかにもチンピラ風情。しかもいつもキレている。オオカミが飢えている。遠吠えさえ聞こえてきそうだ。近づかない方がいいタイプ。そんな底辺に蠢いている男がこの映画の主人公だ。
[review] (セント) | [投票(6)] |
★5 | 見ている方も息もできない。登場人物も、息もできない。その奥にある底辺の人物の生き様の美しさ。 (SUM) | [投票] |
★4 | 言い訳も依存もせずに、だが世界から決して逃げない視線を保持し続けてきた2人が、それでも苦しさに煩悶し、そのシンクロする生き様に唯一心を開き嗚咽する漢江のクライマックス。魂が震えた。ただ、以後が少々予定調和か。役者2人は唯一無二。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 全国展開をしているシネコンに告ぐ!とっとと1スクリーン空けて本作を上映せよ!!挙ってスルーとは了見を疑う!!! [review] (Master) | [投票(3)] |
★4 | まるで血を吐くように、激しい言葉で口もとを汚す人たちがいた。それは泣いているようでもあり、歌っているようでもあった。 [review] (林田乃丞) | [投票(8)] |
★4 | 痛い痛い刺激物映画かと思ったら [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★5 | 皮肉にも、長幼の序を何よりも尊ぶ東アジアの国で偶然出会った、父親を「糞野郎」としか表現できない年の離れた二卵性双生児。ヤン・イクチュンはこの国に生きる理由を求めて足掻く。そして根無し草のブルースを口ずさみつつ愛を渇望する。 [review] (水那岐) | [投票(6)] |