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[コメント] カポーティ(2006/米=カナダ)
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★3フィリップ・シーモア・ホフマンはやっぱ良い役者だなぁ。この映画以外でも賞をあげたい。 (stimpy)[投票]
★4追悼鑑賞。やはりスゴイ。こゆ静かな映画好きです。82/100 (たろ)[投票]
★4ホフマンもよいが、個人的には彼を表面張力ラインで抑えさせた、簡素に徹したミラー演出を評価。単独被写体は中央、対話シーンは左右対称、終始引き気味の構図を見せ場は一歩寄る等の基本徹底が快い。キーナーの出所をわきまえた存在感もさすが。 [review] (ナム太郎)[投票(1)]
★3カポーティについて予備知識が一切ないんで。ホフマンの演技の評価も似てるかどうかで分かれるんだろうけど、それも無理。絵的にはとても素晴らしいよ。 (HAL9000)[投票]
★3朗読の場面がいい。本を買いに走りたくなるもんね。 (黒魔羅)[投票]
★4これがそれほど古い話でもないというのだが。この一人の作家の選択はその後の世の中に影響を与えた。犯罪者の心と作家の心。 (SUM)[投票]
★5ライフワークというものの恐ろしさを過不足なく伝えきった傑作。疎外されている点において主人公と殺人犯は双子に他ならない。ラストの1枚の字幕が恐ろしく効く。切れ味鋭い編集の腕前によって、あえて気持ち引き気味の構図にした抑制の効いた画面が実に映える。 (ジェリー)[投票(3)]
★3生白い肌と未熟な発声でネオテニー(幼形成熟)を連想させるシーモア・ホフマンの細かすぎて伝わらない成りきりぶりに、カポーティを知らない私もつい「本物そっくり」と言ってしまいそうに。そんな説得力のある演技力を楽しむべし。 [review] (おーい粗茶)[投票(4)]
★4それは、表玄関から出て行った人間が、裏口から出て行った人間に与える同情であり一瞥であり、自分も同じ類の人間であることのナルシスト的悲哀だ。「冷血」にはゾッとしなかったが、カポーティにはゾッとした。 [review] (ヒエロ)[投票(3)]
★4佐木隆三を思い出した。 (YUKA)[投票]
★3主人公の心理が読みにくいのは、意図している演出なのかなぁ。そういう前提で考えると、簡単に結論が出せるテーマでもないし、これでよかったのかもと思えるけど。どうしても、もう一歩何かが欲しかった、という気持ちが残る。 (agulii)[投票]
★3フィリップ・シーモア・ホフマンのエキセントリックな演技も強烈なのだが、それを自然に受け止めてしまうキャサリン・キーナーの巧さには唸らされる。 [review] (緑雨)[投票(6)]
★4ファーストカットは麦の穂。冒頭から静謐で簡潔なカット作りを目指していることがわかる。不用意に「静謐で簡潔」なんて言葉を使ってしまったが、これが本当にできているのなら私にとっては最大級の誉め言葉、ということになる。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★3凡作でがっかり。カポーティのキャラ造形は、取材・執筆の過程を積み上げるのではなく、担当刑事、社交界と友人、殺人犯ペリーの三点における人的交流をなぞっただけで線が薄い。あの奇妙な声でセレブ関係のトリビアを話せば面白いに決まっている。演技派俳優が伝記作品に挑むときにしばしばみられる、趣味的で取り留めのない映画になってしまった。 (shiono)[投票(4)]
★3芝居、ブレる画、衣装、風景・・・全てが計算されつくした世界観は評価したいと思う。同時に、その世界観をなくしたら何も残らないとも思った。だからこれ以上得点はつけられません。 (あちこ)[投票]
★3クシシュトフ・キェシロフスキの作品を思い出した。ある作品に展開が似ているというだけではなく、画面の引き締まり具合や厳粛さがキェシロフスキ作品の雰囲気に近いのだと思う。犯人の行方やカポーティの苦悩を「冷血」に見守る視線(★3.5) (グラント・リー・バッファロー)[投票]
★5フィリップ・シーモア・ホフマンのカポーティーは癒し系。 [review] (MM)[投票(2)]
★4タイトルはすでにあった。結末だけ知りたかった、それだけだった。その事に気づいた。そして壊れた。とても好きになれない人間のとても怖い映画に感じた。 (らーふる当番)[投票]
★4ミイラ取りがミイラ [review] (chokobo)[投票(3)]
★3人との比較で奇抜さを表現するのはたやすいが、一人っきりで居るとむつかしい。だから、書斎でちょこっと座ってるシーモアは気まずいし、その焦りがまたラヴラヴ過ぎて辛抱たまらんものもある。 (disjunctive)[投票(3)]
★1エゴイスティックで、自己顕示欲が強く、身勝手な小説家の嫌らしさだけが印象に残った。主演は熱演だが、その不快感にこの点。 (フランコ)[投票]
★2面白い話を見せてください。演技がうまいのは分かったから。 ()[投票(2)]
★5向かい合う友人は、自分自身を写す鏡。 [review] (夢ギドラ)[投票(4)]
★4主人公が取材を通して犯人と同期していく様は、台詞で語られているほどには掘り下げられているとも見えないのだが、カンザスの片田舎の時代の空気を表出したカメラと緻密な演出、そしてホフマンの計算され尽くした演技で解ったような気分にはさせられる。 (けにろん)[投票(7)]
★4映画を見ていて初めて たばこの煙とジンのにおいをかいだような気になった1本です。 [review] (ミルテ)[投票(2)]
★3フィリップ・シーモア・ホフマンは確かに素晴らしい、しかし、原作のあのクォリティを作り上げ、そしてそれを機に破滅に向かったカポーティの奥行きはこの映画では垣間見れなかった。映画を観た後に、「冷血」を読めばよかったなぁ。06.12.8 (hess)[投票(1)]
★4自然体で生きることが、人間にとって最も幸せであるというまことしやかな嘘。カポーティは言った、「私は正直に書くのだ」と。作家が正直に書くということは、まさに自分の意のままに素直に生きるということに他ならない。でも私はカポーティにはなりたくない。 [review] (ぽんしゅう)[投票(9)]
★4すごい微妙 [review] (バック・フィーバー)[投票]
★4いや、ふと、もしも、カポーティをこの映画でエルトン・ジョンが演じたら、と想像してしまった。そんなことはない、フィリップ・シーモア・ホフマンでよかったんだ。うん。 (浅草12階の幽霊)[投票(2)]
★3料理人が魚や肉を扱うように、小説家が人間を材料として扱うことは許されるのか。ノンフィクションジャンルを開拓したカポーティだけでなく、現代の報道にも絶えず発生するむずかしい問題である。061019 [review] (しど)[投票(3)]
★5地味な作品なのに、ここまで激しく心を揺さぶられたのは何故だろう。淡々と静かなようで、燃えさかる激しい炎を内に秘めたような映画。どこがどう良いのかなんてとても説明出来ないが、このシーンに自分の心がシンクロしたことが、全てを物語っているのだと思う。 [review] (ダリア)[投票(4)]
★3フィリップ・シーモア・ホフマンを見る、ただそれだけのための映画。 (カフカのすあま)[投票(2)]
★5もう何を言ってもフィリップ・シーモア・ホフマンは素晴らしい。良くここまで、ホモで、高慢ちきで、作家という一番いやなところを持っているカポーティーを見事に演技しました。4人を殺害した殺人犯は自分の姿でもあったのですね。その人間考察がすごいです。アメリカ映画でもかなり特異な秀作。 [review] (セント)[投票(3)]