★5 | 現御神として密封世界で遠く戦争を見てきた男が世界が転倒したときにどうなったかの考察だが静物のような彼の佇まいに変化はない。趣味の研究や米女優写真鑑賞に勤しむ外界では冥界と化した街が横たわる。皇后帰還に伴い顔を埋める感情発露こそ彼の人間宣言。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | ロシア人が天皇と天皇制についてたどたどしく書いたラブレター、として見れた。鯰の爆撃機による帝都空襲に酔ったかな。75/100 (G31) | [投票] |
★4 | よく知らない天皇、ソクーロフ作品初見な無知。カニやボタンのアップで撮る意図わからない。微弱な音が続いて緊張感を醸し出してる印象、ききとれない声や演技も音のようだ。室内のせせこましさ、外の瓦礫を車から見る閉塞感。佐野史郎の怪しい視線、死んだ人は謀殺かと穿った見方も。 (モノリス砥石) | [投票] |
★1 | この半可通は戦争への加担を個人的な感傷に矮小化する標本オタクとして昭和天皇を描くのだから恐れ入る。鶴など闖入させて気味が悪い。 (寒山拾得) | [投票] |
★3 | イッセー尾形の集中力が凄まじい。2時間見入ってしまった。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 昭和天皇のお茶目な一面が見られ、笑えるシーンも多い。 [review] (パピヨン) | [投票] |
★4 | やっぱ吸うんかい!84/100 (たろ) | [投票] |
★4 | まさにディスコミュニケーションの映画…だと思う(ちょっと弱気) [review] (あまでうす) | [投票(2)] |
★2 | 神ではなく、人間として生きたかった天皇の葛藤。ゆっくりと、淡々と流れる会話劇が眠くなる。 (NAO) | [投票] |
★5 | 太陽に暇無く。東が終われば、次は西。西が終われば、また東。魔魚襲来する悪夢を見ようが、脳裏に地獄が過ろうが、またはだからこそ、常に何かを何処かを誰かを照らさねばならぬ宿命。沈めば後は残照を鈍く射返す金屏風のみなのだから。 (Lostie) | [投票] |
★4 | 「歴史とは死児を想う母親の哀しみである。」 [review] (鷂) | [投票(2)] |
★2 | だって苦悩してたのはヒロヒトじゃなくてイッセー尾形じゃん。 (るぱぱ) | [投票] |
★3 | キリスト教世界の制作陣が「現人神がある日突然人間に為る」というエキゾチシズムに対して興味津々なのはよく伝わってきた。が、それ以上のものがあったのかは疑問。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★4 | まあ、感想を述べるのが非常に難しい映画ですね。イッセー尾形は、いろいろな意味で難しい役を見事にこなしていると思います。下手すれば命を狙われかねない訳ですから・・・・・。
(TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★2 | チャーリー・チャップリンに例えられる「雲の上の存在」の一人芝居が、ソクーロフが(いつも)描く灰色がかった近未来的世界観の中で展開される。「あ、そ。」と突き放されるたびに、観たかった対象の輪郭や色彩がますます失われていく。(★2.5) (グラント・リー・バッファロー) | [投票(2)] |
★4 | 高校生ぐらいに見てもらいたい映画です。 (ぱちーの) | [投票] |
★3 | 「あっそう」 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★5 | これが精一杯だろう。・・・「あっそう」 [review] (chokobo) | [投票(2)] |
★4 | イッセー尾形は形態模写の領域を超えてる。でもヒロヒトを知らない人は堪ヘ難キ眠気ヲ堪ヘ、忍ヒ難キ退屈ヲ忍ばねばならないかもしれない。 (TOMIMORI) | [投票] |
★5 | セピア色に近いルックに不安を覚えつつも、そこは才能ある俳優たちの演技で濃密な空気に包まれていた。まるで詩の様なセリフも表情も「ある感情を伝えるための映画」としては完璧だと感じた。
(MM) | [投票] |
★4 | 史実のヒロヒトとはまったく関係のないモノとしてみた。史実のヒロヒトとそのままリンクさせるのはあまりにも危険であるからだ。その結果、ソクーロフのユーモアを交えた、ある種のコメディとして観るに至ってしまったのだが、これは果して間違いなのか? (O-Maru) | [投票] |
★4 | 空襲シーンとエンドロールの背景。そこにソクーロフ的なるものの特徴が先鋭化している。 [review] (鏡) | [投票] |
★3 | 「責任」を飛び越えてその先の「能力」まで描いてしまった。まだ消化不良なのに・・・見て見ない振りをするしかない日本人観客。 [review] (sawa:38) | [投票(3)] |
★3 | 大日本帝国が資本主義のアメ公にファックされる映画。 [review] (Kavalier) | [投票(5)] |
★4 | 強いられた一人芝居として、虚空に‘日本’を描かされる天皇。しかし彼は、ロシア人監督が考えるような、唯一神的な存在だったんだろうか。 [review] (煽尼采) | [投票(7)] |
★4 | 似すぎてて笑える! でも天皇さまのことだから笑っちゃいけない!って観る側が変なテンション。タブーってこういう事か! [review] (Aさの) | [投票] |
★4 | 所詮は外国人から見た空想上の天皇という印象は拭えないが、それはきっと日本人が描いても大差ないような気がする。['07.1.21早稲田松竹] [review] (直人) | [投票] |
★4 | ロシアがこんな映画を撮ってくれた。日本人としてはどうよ?と思った作品でした。
イッセー尾形がすばらしかった。
桃井かおりがおいしい役でした。 [review] (ミルテ) | [投票] |
★5 | この映画を銀座シネパトスで上映するという興行サイドのセンス。その絶妙さに感嘆しました。 [review] (TM大好き) | [投票(3)] |
★4 | いくつかのシーンで感じるいたたまれなさ。これは日本人である私自身を試す映画。 [review] (イライザー7) | [投票(2)] |
★3 | イッセー尾形は良かったが、佐野史郎もよかった。正直言って、他国の重要人物の内面にここまで迫ろうとは思わなかった(成功してるかどうかは微妙だが)。ソクーロフ監督の試みには嫉妬と羨望すら感じる。何故と言えば、日本では永遠にできそうもない対象だから。ある意味外国映画に託すしか方法がないのが現実である。 [review] (ジョー・チップ) | [投票(2)] |
★3 | あの対象をあのアプローチで描こうとしたところは評価できるんだよね。ただ、結局は鑑賞前からあった違和感を払拭するには至らず。 [review] (HAL9000) | [投票] |
★4 | 実際の歴史と切り離して、ひとりの人間のドラマとしてみれば非常に見応えのある映画だった。 (TM) | [投票] |
★3 | 現人神とされ世間から隔離された男の奇妙な感覚のズレと、人間として当然持ち得ている感情のユーモラスな発露をイッセー尾形は見事に演じきった。桃井の醸し出す茫洋さも、なるほどあの男の妻とは、こんな女だったのかも知れないと感じさせる説得力があった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 人間になりたかった天皇(そして彼に「太陽」であることを求めた国民)[銀座シネパトス2] [review] (Yasu) | [投票(7)] |
★4 | 闇のような重苦しい雰囲気を漂わせた静かな2時間。「天皇」を扱うことがこうも重たいとは…。秀作ではあるが、高らかに感想を述べるのは躊躇う。(2006.09.24.) (Keita) | [投票(2)] |
★4 | 勿論これが本当のヒロヒト天皇だと俺は思わない。ただ、これもヒロヒトの一部であるとは思われる。今まで日本人が見た事のない、しかし見たかったヒロヒトがそこに居た。誰かが創るべき映画だったと思う。☆4.7点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★3 | 時間の流れも時代の空気も密閉された空間からも、解き放たれた時に遭遇する混乱を体験し、<天皇>とともに受け入れる。それだけの為に存在する静かな2時間。 (chilidog) | [投票(1)] |
★2 | 実験容器上の人物観察映画。1アイディアだけで2時間押し切るのはやめてもらいたい。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(11)] |
★3 | 劇場は大入り満員。菊のタブーがカネを呼ぶことを天下に知らしめたいけない果実。 (黒魔羅) | [投票(5)] |
★4 | 彼ほど孤独な人間はいないと思う。身の回りの世話をしてくれる人はいても、 彼の内部まで世話をしてくれる立場の人はいない。 [review] (なつめ) | [投票(3)] |
★3 | 昭和天皇がお亡くなりになられた時、私は齢10歳前後。なので、昭和天皇の記憶はぼおっと薄っすらとしかない。ただそこにいる、静かに佇んでいる、と言うのが印象でした。 [review] (リア) | [投票] |
★4 | 別に史実に忠実な訳ではない、しかも外国人の手になる作品。なのに、なぜこんなにもリアルを感じるのか。 (SUM) | [投票(2)] |
★4 | 久々に映画を観ながら時分自身の心に問いかける。という貴重な体験をさせていただきました。 [review] (甘崎庵) | [投票(10)] |
★4 | ねちっこく攻めてくるカメラワーク。監督は一歩引いた視点から非常にデリケートな背景の実在の日本人、寧ろ過去には日本そのものと言っても差し支えの無かった人物を綿密に取材してファンタジックに描く。そう、これはファンタジーと言って差し支えない。 [review] (ごう) | [投票(4)] |
★4 | イッセー尾形の独壇場。こういう映画を日本人が描けないところに、日本映画の限界を感じる。 (地球発) | [投票(2)] |
★4 | 会話から伝わってくる「血の通ってない感じ」が物凄い。一番衝撃的なのがラスト。ぞっとしました。 (太陽と戦慄) | [投票(3)] |
★4 | ソクーロフ、脚本のアラボフは実に裕仁天皇のことをよく勉強しているし、海外資本の映画でなければ彼をここまで深くえぐり込むように描くことはできなかったろう。だが、やはりイッセー尾形の演じたのはロシア人の夢想する、お伽の国の王様の匂いがする男だ。 [review] (水那岐) | [投票(12)] |
★5 | その映画館の足下で、銀座線が規則正しく走っていく。 [review] (浅草12階の幽霊) | [投票(5)] |
★5 | 2時間、一定の緊張感をもってしかも高揚感を保ち映像を見続けるという映画ファンにとって最高の至福を久々に感じることの出来た傑作を見る。
[review] (セント) | [投票(13)] |