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[コメント] 浮草(1959/日)
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★5「あかん、あかんて」を連発する若尾文子の可愛いこと、駅の待合室でマッチの火を差し出す京マチ子の美しい立ち姿、カミソリを研ぐ高橋とよの凄み、女優陣が素晴らしい。 (動物園のクマ)[投票]
★5舞台袖からのマチ子視線の熱量は小津のワンショットへの入魂を顕すし宮川の遠近を効かせた画が立体的な編集と相俟りパノラミックでさえある。天才同士の一期一会のコラボは理想的な結実となった。シュミーズ賀原夏子バストショットこそ衝撃。 (けにろん)[投票(3)]
★5鴈治郎、絶品。京マチ子、女だねぇ。丸顔を少し瓜ざね顔にしたメーキャップ(牧野隆)の力作だ。二人の土砂降りの中のののしり合いは名シーン。そして今後行き場所のない耳の遠い仙太郎老人(潮万太郎)の描写が胸にしみる。でも、 [review] (KEI)[投票(2)]
★3ホウセンカの赤が田舎町に色恋の予感を漂わせ、夜汽車の赤いランプには『北北西に進路を取れ』を想起させる艶めかしさがある。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4鴈治郎!京マチ子!杉村春子!そして若尾文子!川口浩!火花散る激突! (ペペロンチーノ)[投票]
★4終盤、 [review] (tomcot)[投票]
★5小津のスタイルがそこまで好きでもない私にとって、本作ぐらいのバランスが一番ちょうど良い。小津らしさも適度に残しつつ、宮川撮影も堪能できるし、役者陣も松竹のときより動く。もっとこういう作品を撮ってほしかった。 (赤い戦車)[投票]
★5大映小津のまたすごいこと。 [review] (chokobo)[投票(2)]
★4殆どのカットに含まれる赤の鮮やかさ。反対色の緑が各所に配されているのも絶妙。加えて、茶系統の色の落ち着きと、白による視覚的な抜けの心地よさ。色と闇の対比も見事。画の構図も、屋内のみならず、狭い路地が織り成す直線の構成による、整然たる美。 [review] (煽尼采)[投票(4)]
★4これはまさか小津パロ最高峰作品(?)、市川崑の『あなたと私の合い言葉 さようなら、今日は』逆パターン!?奇しくもこの2作、同じ年に製作されて、キャストまでカブりまくっている。 [review] (づん)[投票(1)]
★5松竹の小津とは明らかに違うその違いが堪らなく魅力的な大傑作。 [review] (ナム太郎)[投票(5)]
★5中村鴈治郎! [review] (3819695)[投票(8)]
★4映画における小津安二郎の計算は、数学者並みかも。 [review] (檸檬)[投票]
★5旅回り一座のゆるーい雰囲気。そこで展開される人間模様。好色と嫉妬、狡猾と悲哀、純情と媚態。赤と緑を効果的に配した色彩設計…すべてが響き合って絶妙。まるで音楽のようだ。 ()[投票(2)]
★4昭和芸能秘史みたいな風情だけで充分面白い。しかし杉村春子に手を出すかねえ?・・・女の美をよく理解していたと思える小津さんよ。 (G31)[投票(1)]
★3映画は大映。「成駒屋!」と大向うが掛かりそう。 [review] (Aさの)[投票]
★5後期小津作品の中で一番好きかも [review] (TOMIMORI)[投票(2)]
★4小津のカラー作品は相変わらず赤が印象的。ヤカンは絶対赤だし、若尾文子のメイクも頬紅がやたら赤い。しかし京マチ子若尾文子川口浩が出てるだけで、ここまで大映調になるもんかなぁ。同じ雁次郎杉村春子のコンビが出てる『小早川家の秋』は周りのキャストでまるっきり東宝調になってるし。不思議。['06.7.12DVD] [review] (直人)[投票(2)]
★4なにかと派手な映画でした。 (カフカのすあま)[投票]
★5三井弘次京マチ子が良いね。(05・11・10) [review] (山本美容室)[投票(7)]
★4 風や雨などの派手な演出は小津監督らしくもないけど、このキャストに見合うだけの演出にはこれが必要だったのかな? [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★5小津の文法にキャメラがワンショットずつ艶をつけていく。冒頭の村を廻る役者達の俯瞰やクライマックスで中村鴈治郎と京マチ子を引き裂く豪雨のショットは明らかに宮川のアイディアだと思われ、その珠玉の美しさにあの頑な小津がついに自分を譲っている。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
★5ああ〜、いい映画観た。小津って上品なイメージあるけど、底にはいつもダイナミズムが渦巻いてるよね。この作品はそれが前面に出ている感じ。総天然色のとぎつさが、また似合っている。 (worianne)[投票(1)]
★4小津作品のレギュラー女優には清楚な美人タイプが多いが、本作では京マチ子若尾文子野添ひとみら大映女優陣の艶が、少々趣きの異なる彩りを添えている。 [review] (緑雨)[投票(6)]
★5ゴージャス! カラーになった邦画で見劣りを感じなかった唯一の作品。 (coma)[投票]
★4小津安二郎初体験 2004年1月1日劇場鑑賞(年越しフィルムマラソン3本目) [review] (ねこすけ)[投票]
★3役者やカメラに新しい食材を得て、確かに小津色は薄まり、映画としては面白くなっていく。だが、リメイクすれども台詞の棒読みだけは小津色。私にはそれを受け入れる器量も度量も足りていない。 (sawa:38)[投票]
★5カラー・トーキーでリメイクして、映像も物語世界も深みを増し、更に複雑化した。一方でシンプルなギャグの挿入は相変わらずで、オリジナルを鑑賞した後でもまったく違和感なく観られる。[銀座シネパトス3] (Yasu)[投票]
★5縁側に吹き込む涼風も路面を叩く大雨もやがて通り過ぎ今年の夏も終わる。それは新しい季節の始まり。来年の夏への序章。 (町田)[投票(2)]
★5暖色の撮影は、リアリズムをペシミズムに陥らせない。漂泊者達の自己卑下とプライドと離散の繰り返しはわずかな前進と成長を、そして通過地点での福音を見たのだった。 (Kavalier)[投票]
★4本を読んでから観たので、人物を横切らせない構図とかなるほど美しいと思った。芝居に向かう人たちの動き、町並がきれい。雨のシーンも印象的。うつくしい映画。 (megkero)[投票]
★5こんなに美しい雨のシーンを見たことはない。 ()[投票(1)]
★4雁治郎と杉村春子の映画となり、小津色薄まる。撮影も均衡の崩れに追い討ちをかける。今まで役者に演技をさせなかったんだよね。自由な演技のすごいこと。小津は演出家に徹したと言えるだろう。題材が旅芸人という色ものだから仕方がないと言えるが。 (セント)[投票(4)]
★4当時のカメラ・ワークとしてはこれぐらい細切れに撮影しないと難しかったんでしょうねぇ・・・。先代の雁治郎さんがこの方ですか?「お初にお目にかかります。今日、息子と孫がワイドショーを賑わしてましたで・・・」。(2003.1.17) (RED DANCER)[投票]
★5小津安二郎宮川一夫と組んだ唯一の作品。あらゆる作中人物が漂泊者のようなうら悲しさを帯びる。そして彼らを見つめるキャメラは実に慎ましい存在ぶりなのだが、本作の雨中のシーンだけは例外で、その例外部分は小津作品の中でも最大の奇跡。 (ジェリー)[投票(6)]
★3役者がみな素晴らしい。若尾文子の美しさには頭がポワーンとしてしまった。が、『浮草物語』とのあまりの類似(当たり前だ!)に話が見えてしまうのは残念。 (AKINDO)[投票]
★5中村鴈治郎は全く凄い役者だ。絶妙の表情と台詞回し。京マチ子もいいし、若尾文子の可愛らしさも絶品。鴈治郎と京マチ子が通りを挟んで悪態をつきあう雨のシーンのその雨の土砂降りなこと!この過剰さこそが映画だ。 (ゑぎ)[投票(11)]
★5回想シーンも長〜い台詞も大仰な音楽も細かな状況説明もないのに、それぞれの「これまで」や「いま」が手にとるようにわかる。所作や間合い、さらっと飛びだす言葉の抑揚、身なり、表情。こんなに色っぽい小津映画も初体験だ。 (tredair)[投票(9)]
★4大映の役者、宮川一夫のキャメラで撮ってもやはり小津小津と妙に納得。 (熱田海之)[投票]
★4「浮草」は艶やかさによって記憶される。 中村鴈治郎も京マチ子も若尾文子も杉村春子もみんな艶やかだ。 (buzz)[投票(5)]
★4京マチ子は日本の宝だ!! [review] (ボイス母)[投票(11)]
★4初・小津体験。また食わず嫌いの食材が消えた。ありがとう文子(←つまり見た動機はこれなのよ)。 (ピロちゃんきゅ〜)[投票(2)]
★5小津最高の作品。 [review] (renren)[投票]
★4渡る世間のお父さんは中村鴈治郎を参考にしてんのかな。 ()[投票]
★4静かな作品が多い晩年の小津映画にあって、珍しく登場人物がよく動く作品。この映画を観て、素晴らしい「演技」とは観客にそれを感じさせないものだということを知った。それを体現しているのが、言わずもがなの杉村春子である。 (若尾好き)[投票(6)]
★5小津の画なのに宮川の画。両者の壮絶な闘い。何という贅沢! (ヤマカン)[投票]
★4とにかく「赤」。すべてのシーンで画面のどこかに「赤」がある。 [review] (3WA.C)[投票(7)]
★4土砂降りの雨の中、向かい合わせの軒下での喧嘩のシーンが見事でした。 (かふ)[投票(2)]
★4頑固な鴈治郎がかわいかった。川口浩はちょっと危ない奴だった。 (luv)[投票]
★3若尾文子可憐、京マチ子一途なズベタ。小津にしては少し下品、されそ小津なり。 (入江たか男)[投票]