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[コメント] デルス・ウザーラ(1975/露)
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★4鑑賞後、脳裏に聞こえる「カピタン!」。84/100 (たろ)[投票]
★5作中で大きな事件は特に起こらず、知名度ゼロに等しい外国人男優二人をスクリーンに据えるという映画の一面である娯楽部分を放棄したような作品だが、観客を2時間20分飽きさせない黒澤の演出力は健在であった。 [review] (ゆーこ and One thing)[投票]
★4尻尾を振る子犬のような「かぴた〜ん」の媚声をうれし恥ずかしく享しめるのは、政治的な正しさから無縁だからだろう。危機の創造と展開にあたっては、有無も言わせず事象を受容させるような、純化した技術論の迫力がある。 (disjunctive)[投票(1)]
★4異文化との邂逅や親和を描くことに於いてリーンの2番煎じ化する危険を孕むが、黒澤にはそこまでのアイロニーは無い。純粋無垢を描き真っ当に胸を打つ。加えて活劇描写の独自性がブリザードと激流の2大クライマックスを微妙に既視感から逸脱させる。 (けにろん)[投票(1)]
★4「カピタン!」と連呼するデルスのキャラ設定とマキシム・ムンズークがマッチしていており、141分の長編にも関わらず最後まですんなり見れた。 (エイト)[投票]
★4案内したのは旅の道程じゃなく、人生の道程。 (らーふる当番)[投票]
★3実に単純な映画だが美しさにはっとする場面が多い。 (赤い戦車)[投票]
★4デルス・ウザーラとは、何か。 [review] (づん)[投票(2)]
★4橙(暖色)と青(寒色)の光によるモノクロームとも呼ぶべき単純化された画面の強度がピークに達する、第一部の終盤。その抽象化され純化された生死のドラマは、この映画自体の存在価値を確立させている。惜しむらくは、まさにこれがピークだった事か。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
★2若き日の黒澤が恋焦がれた原作の映画化であるようだが、如何せん老いたる身にはこの仕事は荷が重すぎた。演出は鈍重でシャープさに欠け、カメラも凡庸の一語で、いい意味でのハッタリが失われていて肩を落とす。何よりデルスの人間としての素晴らしさを描写し切れなかった責任は、俳優ではなく枯れてしまった黒澤にこそ問われるべきだ。 (水那岐)[投票]
★5逆境の黒澤明に差し伸べられた優しい手。ソ連の圧制の下で、秘かに生き残っていたロシアの暖かさ。 (カレルレン)[投票]
★4雄大なロシアの大地に共に対峙した旧友との再会、そして物悲しく進んでいく第2部。大自然と人間、そして老いと畏れ。まず、つま先で歩かねば。 (chilidog)[投票]
★5「世界のクロサワ」という呼称はこの映画の為にある。あらゆる面で圧倒的な魅力を放つ最高傑作。人と人、人と自然の濃密な関係性、シベリアの赤心に、涙を禁じえなかった。 [review] (町田)[投票(3)]
★4自然の猛威というスペクタクルシーンの中で、命を助けたいという「祈り」がしっかり描かれていて好きです。 (おーい粗茶)[投票(1)]
★4デルスの自然を崇拝する姿は日本人にはよく理解できる。シベリアの厳しい自然のめまぐるしい変化とその中で順応して生きるデルスは崇高な仙人の様でもある。 (RED DANCER)[投票]
★5黒澤明が…否、日本人がこのような視点を持っていたことにただ感動。季節の微妙な変化を鮮やかに捉えた画面の中で、老猟師の素朴で美しい心に触れたその瞬間、誰もがその虜となるだろう。…全てが託されたプロローグは、いつまでも余韻を残す名シーンだ。 (ガブリエルアン・カットグラ)[投票]
★4この長さ、まさにモスフィルム。 (ころ阿弥)[投票]
★5尊敬、友情、後悔、深い悲しみ・・・複雑な感情が入り混じったラストシーンに胸が一杯になった。デルスとの出逢いに喜びを感じ、別れにこれ程まで悲しみを感じるのは、彼が古き良き日本人の面影を持っているからかもしれない。黒澤入魂の一作。 [review] (Pino☆)[投票(2)]
★4隊長と2ショットでおさまったセピア色の写真。その中で見せるデルスの表情がたまらなく素晴らしい。 (緑雨)[投票]
★5二人の間には孤独故の友情があった。だが、お互いに理解する事は出来なかった。最後のウラジミールが呟く「デルス」の一言は、故にこそ、重い。 [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★5「この人悪い人」「この人怖い人」 [review] (スパルタのキツネ)[投票(5)]
★4自然の中で生きることの厳しさと、男同士の友情。ゴッホの画のような素朴で力強い映像と、黒澤とは思えないほど淡々とした演出が、このテーマとよく合っていたと思う。良い映画です。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
★4二人の友情は対等なようで、実は「自分は与える側にいる」というアルセーニエフの目に見えない奢りが、悲劇を招いてしまったのだと思う。滲み出すようなオレンジ色が印象的。 (リーダー)[投票]
★4どですかでんの時のようなカラーに対するミョーな力みを全く感じなかったです。黒澤映画はややこしくなくて、ストレートなところがいいです。力強い。 (ヒロ天山)[投票]
★3青や赤やオレンジのどぎつい光に染められた自然が、私の中にある自然のイメージとはどうにも噛み合わない。 [review] (mal)[投票]
★5そこに生活する者を“清浄なる者”と仮定するなら、そこを探検する者は必然的に“不浄なる者”という位置づけとなる。交わってはならぬ者同士の禁断の恋が、清浄の地の掟により、悲恋に変えられる。そんな一瞬、一瞬に身震いを覚える。 [review] (kiona)[投票(13)]
★4黒澤監督が映画を撮れることの喜びを噛み締めているのが感じられる。テーマから言っても、入魂の一作と呼んで良いと思う。 (タモリ)[投票(1)]
★4この作品の後、あまりにハリウッドに持ち上げられ、周囲の評価を気にしたような作品ばかりになった。そういう意味では彼が創りたくて創った最後の作品ではないか。極寒の風景の中だからこそ人々の温かさが感じられる。この監督を埋もれさせてはいけないと出資したソ連(当時)の気持ちも嬉しい。 (tkcrows)[投票(2)]
★4カピタン。どちらがカピタンだったのか。どちらもカピタンだったのだ。信頼しあえる二人。 [review] (ymtk)[投票(3)]
★4風の谷のナウシカ』よりも力強い自然賛歌で激しい文明批判。[Video] (Yasu)[投票(1)]
★3素晴らしい、デルスと隊長の2人の姿を見ているだけで心に何か響くものがある。しかし、どうにも退屈する映画。 (HW)[投票(1)]
★5人と別れるとき、少し歩き出してから振り返り合図を送りあう。とても好きな人、滅多に会えない人、もう会えそうにない人、そんな思いが人を振り向かせる。 [review] (なつめ)[投票(9)]
★4黒澤監督の本当の遺作。『影武者』以降は監督の影武者が作ったのだろう。 (AKINDO)[投票(2)]
★5この映画のおかげで、ロシア語ひとつ覚えました。カピタン! (くーるみんと)[投票(2)]
★5実は黒澤映画でこれが1番好きです。この映画を観るたびに、純情を取り戻せる。あの密林はオレの中の原風景になっています。 (ペンクロフ)[投票(5)]
★4黒澤映画では三本の指に入る名作。何年もあたためてきた作品だけあって、力の入れようが違う。 (ハミルトン)[投票]
★2中学生の時に見たのがいけなかったのだろう。理解出来ずに自分の中のクロサワ崇拝というものが急速に醒めていったのを覚えている。じゃあ、もう1回って言われたら・・・どうかなあ? (sawa:38)[投票]
★3素朴な主人公に、素朴な演出・・。 [review] (ざいあす)[投票(1)]
★5ロシア映画として、十分堪能できる映画。 (chokobo)[投票(1)]