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[コメント] 戦艦シュペー号の最後(1956/英)
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★4無駄のない姿、一糸乱れぬ動き。軍艦は美しい生き物。語り口もまた端正さを終始失わない。女も色恋も出てこないのに艶かしい余情を残す。赤い朝焼け。闇の中の炎。これこそ叙事詩。 ()[投票(1)]
★4史実である戦闘が始まりから終わりまで一編の音楽のように美しく切り出されている。朝4時の海を表すために施された鉄製の手すりをぬらす露のリアルさ。アンソニー・クエイルからは生無垢の人物造形意欲が伝わってくる。本当の軍人がそこに立っているのだ。 (ジェリー)[投票]
★3閉塞感を狙ったのかもしれないが、ワンショット長廻しの戦闘中の艦内シーンが舞台撮影を思わせいたって単調。迫力溢れるせっかくの洋上シーンとのギャップが大きすぎる。クライマックスの盛り上げを、ラジオのアナウンサーに頼りきったのもちょっと興ざめ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3これほど面白い事件の焦点をどこに持ってくるか?描くべきは陸上での心理戦と情報戦の渦中にあった両国の艦長ではないのか?実物による海戦シーンは大迫力なのだが、本作は焦点を完全に見誤っている。 (sawa:38)[投票]