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[コメント] 千姫と秀頼(1961/日)
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★4忍従の日々を強いられる前半は、平幹菅貫のマイナスオーラが場を圧して鬱屈感が横溢ししんどい。しかし中盤以降、抑制が解かれた姫の自我は解放され映画は躍動を始める。町人を斬って捨てるに及ぶ姫ご乱心の場は演出も此処ぞばかりの大構えな外連。 (けにろん)[投票]
★3何より東野英二郎が演じる徳川家康が絶品である。臣下の諫言を聞き流すシーンなど身震いがする。坂崎出羽守を演じた平幹と、本多正純の菅貫も熱演で鋭い存在感を発していた。歌わないひばりと嗚咽するちゃん、殺陣の未熟なさんはやや魅力が薄い。いずれにせよマキノに歴史劇は向かないね。 (町田)[投票(1)]