[コメント] 燃えよドラゴン(1973/米=香港)
『萌えよドラゴン』と誤変換して気付いたこと。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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たぶん公開当時に劇場で観たら、かなり感動したのだと思う。
ストーリーはともかく、映像やアクションはかなり凝っていると思うし、見せ場もふんだんにあると思う。ただ作品としては果たしてどうなのかと疑問にも思ったのも事実。
私がこの作品を観たのは公開時から遥かに時を隔ててDVDで観たのだが、作品そのものよりもブルース・リーのインタビュー語録集と奥さんの回顧録にいたく感動した。ブルース・リーはただの功夫馬鹿でもなければ、舞い上がったアクションスターでもない。中国哲学とマーシャル・アーツの伝道師だったのだと気付かされたのだ。
そういう観点から改めて作品を観ると、また作品の見方も変わってくる。そしてコメントを登録しようと「もえよどらごん」とキー入力して「萌えよドラゴン」と変換されたときに気付いたのだ。
一連のブルース・リー作品は映画を観るのではなくブルース・リーを観るためのものであり、それを意識的にも無意識的にも実践している観客たちから、知らず知らずの内に中国哲学とマーシャル・アーツの魅力に惹かれて“萌えて”いくのだと。
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