コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 番場の忠太郎(1955/日)
- 更新順 (1/1) -

★3当然ながらサイレント作品より過剰にウェットな母恋物語。しかし若山富三郎にしてこの泣き節はやり過ぎにも見えるし、山田五十鈴も伝法な女将として啖呵を切るスタンスのほうが大いに似合っているのが困ったところだ。この親子役は巧いばかりにミスキャストに過ぎる。 (水那岐)[投票]
★3二人の子役に緊張感がまるでない。 (黒魔羅)[投票]
★3他生の縁あっても干渉し過ぎない人間関係、成瀬映画を思わせる情に溺れない演出がいい。二人三脚で書く凶状書面は業の深さを感じさせ、忠太郎の恨みつらみを未来へと続く継続的な心の痛みとすることで、カタルシスとは真逆のリアリズムを表出させている。 (shiono)[投票]
★3中川信夫版『瞼の母』は当時の若山富三郎の大らかな個性に加えて森繁久彌が醸し出す飄々とした雰囲気によって随分と優しい時代劇になっている。 [review] (ゑぎ)[投票]