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[コメント] 座頭市鉄火旅(1967/日)
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★5‘アイディアの笠原’らしさを堪能。無理やり入れたッぽいチータの処理も上手い。好きな東野は出しゃばらず、好演。テーマはこういうシリーズでは欠かせない1作だろう。安田演出は勢い、迫力には欠けたがその分滋味は深くなった。鉄火は鍛冶の火。市の刀、旅になぞらえた。 (KEI)[投票(1)]
★5個人的に安田公義ものがいちばん好みだ。じっくり腰の据わったドラマ演出とアクロバティックな剣戟の対比、音や音楽の使い方にも惚れ惚れしてしまう。話も面白い。「刀」という目の付け所がいいし、東野英治郎、藤村志保は共に存在感充分。ゲストが煩いのは製作者サイドの責任なのでここでは問わない。 (町田)[投票]
★4歌謡映画のお約束を踏まえつつ僅か90分に緻密な話を織り込む笠原良三脚本と、それを丁寧に描く安田公義演出に娯楽作品への愛情を感じる。東野英治郎のヨレヨレの意地と藤村志保の目が放つ気丈さには、確かに市を突き動かすだけの説得力があった。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4メクラにゃ、回る眼がねぇんだよ!」 鉄火場の不正も暴く盲目の超人・座頭市。畳も樽も真っ二つ。あんたの刀は斬鉄剣か!! (AONI)[投票(1)]
★4上等のブラック喜劇。遠藤辰雄の代表作だろう。藤村志保春川ますみの併存は末期大映の粋、まるで蝶と蛾が同じ画面を舞っている具合だ。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4これはシリーズでもベスト作の一つではないでしょうか?冒頭すすき野を行く勝新太郎のショットから力強い。続く水前寺清子の歌にも引き込まれる。この頃のプログラムピクチャーは照明が実に豊か。 (赤い戦車)[投票]
★3監督したのが前年に『大魔神』を撮り、一番脂ののりきった安田公義というのがポイント。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3血生臭くなくドラマは飄々と進んでいく。座頭市シリーズ特有の下卑た匂いもなく若干の物足りなさはあるが、シリーズ15作目にしてこういう味のあるドラマ仕立てを投入出来る点が本シリーズの強みであり面白さでもある。輪番での監督交代制度が功を奏している。 (sawa:38)[投票]
★3剽悍さと精悍さと分別臭さがほど良くブレンドして壮年の男としての座頭市像が完熟しきったという感じがする。長年使い込んだ仕込み杖の刃の寿命という趣向がとても面白く、この一編を見事に引き締めた。東野英治郎が哀切極まりない。 (ジェリー)[投票]