[コメント] 壁あつき部屋(1956/日)
小林正樹の野心は素晴らしいが内容は安部公房の個性が完全に勝っている。塀の中でただ生きることしか許されない男たち。絶望的な不条理感。シュールレアリスティックな映像表現は今観るには少々陳腐だが’53年当時としては最先端だったのでないか。信欣三が壁を覗き天井を見上げるシーンが印象的。
(町田)
投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。