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[コメント] 緋牡丹博徒 鉄火場列伝(1969/日)
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★2肉弾となって悪党の腹にドスを突き立てる藤純子の体の動きが戦慄もの。女性のたおやかさを消し、男性の直線性とも異質なネコ科猛獣のしなやかさが出る。いっぽう、ストーリーが雑。やたら俳優が出るが脚本の操り人形に見える。ここに書ききれないことを次に⇒ [review] (ジェリー)[投票(1)]
★4クライマックスをお竜と共闘する立役を退場させシリーズのつま若山と場違い感のある丹波に委ねざるを得ない展開が、それでも筋が通って見えるのは待田の明晰なブレの無さがあるからだ。笠原的ロジックは何故か山下耕作と相性がい良い。 (けにろん)[投票(1)]
★4加藤泰とはまた違う趣があって良い。笠原和夫の傑作の一つ。 (赤い戦車)[投票]
★4娯楽映画にとって話しの「筋」が面白さの命であることが良く分かる。「筋」とは「何か」を背負った登場人物たちが織り成す人生の葛藤のうねりなのだ。お竜(藤)は女を、元二代目(待田)は正義を、三代目(名和)は意地を、そして渡世人三次(鶴田)は罪を背負う。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★4立ち回りシーンの無い待田京介が、印象度で鶴田浩二を上回るという離れ業。ひとり浮いてる丹波哲郎も、観終わってみるとやっぱり必要な役だったんだ、とわかる。ただあのスローモーションは、安っぽく見えてあまり成功してないと思う。 (イリューダ)[投票(1)]
★4次から次と、侠気の男たちが登場していく。これが痺れる。なのに物語は破綻するどころか紅一点の緋牡丹をより艶やかに咲かせていく。通常なら破綻する脚本、これが笠原和夫マジックなのか。 [review] (sawa:38)[投票(1)]
★4俺が見た中で最もかっこいい待田京介だった。彼がかたぎにこだわることでお竜がいかにかたぎでないかが明らかとなる。また藤純子のアクションをスローで見せるという画期的試みは、その成否はともかく印象に残った。 (ハム)[投票(3)]
★4名脚本!笠原和夫の緻密さと鈴木則文の人情味が絶妙の邂逅を果たす。サポート役の鶴田、丹波、待田は皆素晴らしいし敵役天津敏も出色の憎々しさ。山下美学が炸裂するラストは必見! (町田)[投票(1)]