ガブリエルアン・カットグラさんのコメント: 点数順
放射能X(1954/米) | 「傑作選」より:まずは冒頭のショック状態の少女がいい。まだ見ぬ恐怖をなによりも雄弁に観客に物語る抜群のイントロ。…やがて現れる「Them」!迫力たっぷりの対決シーン…そして、意外にも広がりを見せるストーリー展開。SFモンスター映画の金字塔。 | [投票(5)] | |
となりのトトロ(1988/日) | おとうさんがいいます。「あんがいそうかもしれないよ…ほらっ」…これが宮崎駿(みやざき はやお)かんとく(このえいがをつくったおやぶんのひと)からのみんなへのメッセージです。…とってもとってもすてきな「わすれもの」ですっ! | [投票(5)] | |
招かれざる客(1967/米) | 日頃、知ったふうな顔をして論じてきた問題が、突如自分の身の上に降りかかってきたら?この批評空間に参加させていただいている私にとって、他人事ではすまされまい。自戒の念に耐えません…。 | [投票(5)] | |
レオン(1994/仏=米) | 「大人になっても人生は辛い?」「いつだって辛いさ。」 | [投票(5)] | |
サスペリアPART2(1975/伊) | 「傑作選」より:子供と恐怖をリンクさせる手法はホラー映画では常套手段だが…稚拙な絵!首を吊られた人形!そしてあの童謡!それだけでたまらなく怖い。むしろ実際の殺人シーンの方がホッとするくらいだ。ムードを大切にすることで恐怖を演出し得た傑作。 | [投票(4)] | |
暗黒街の弾痕(1937/米) | 物語の始まりが愛と希望に溢れているだけに、その後次第に荒んでいくヘンリー・フォンダの姿が痛々しい。二転三転するストーリー展開も目が離せず、新聞のシーンや鉄格子の影…など、フリッツ・ラング監督の凝った映像も見もの。傑作である。 | [投票(4)] | |
勝手にしやがれ(1959/仏) | 革新・洒脱・刹那・曖昧・衝撃…否、言葉にて本質を捉うること能はず。…私を魅了するのは「新しさ」。かつて新しかったという過去形ではなく、いまでも…そしていつまでも新しく在り続ける、永続的な進行形としての映画作品である。 | [投票(4)] | |
かくも長き不在(1960/仏) | 「…どうして泣くんだい?」…相手を思いやる、“過去”からのありふれた普通の言葉が、彼女を優しく…そして切なく包み込む。…揺れ動く中年女性の心を繊細に綴った、不朽の名作。ダンスシーンは涙なくしては見られない。 | [投票(4)] | |
レザボア・ドッグス(1992/米) | 冒頭。朝食を摂りながらくだらない与太話に華を咲かせる男達…やがて一人が言う。「All right rumbles…let's get rumbling.」彼らの出掛ける先とは…一見平和な日常の中に突然入り込む暴力の匂いがたまらない。一つ残念なのはラジオ番組の扱いか。 [review] | [投票(4)] | |
暗黒街の顔役(1932/米) | 今から70年前に製作されたのがとても信じられない、恐るべき映像センスに溢れた傑作。マシンガンの連射と共に、日めくりのカレンダーがめくれていくシーンを観た時の衝撃がいまでも忘れられない。 | [投票(4)] | |
生きてこそ(1993/米) | 映画としての完成度は決して高いとは言えない。だが、「Based on a true story」であることの意味が、いつまでも心の中に重くのしかかってくるだろう。…衝撃の感動作。 | [投票(4)] | |
ファイナル・デスティネーション(2000/米) | 運命というのはあとで振り返るものではないか。仮に先廻りして見えてしまうと? [review] | [投票(4)] | |
アメリカン・グラフィティ(1973/米) | たった一晩の出来事のみ。極めて純度の高い、青春映画としてはむしろ異色の構成だろう。また、最後までDJをうまく使った稀な作品でもある(『バニシング・ポイント』や『レザボア・ドッグス』等の佳作もあるが、途中からDJの存在が薄くなる)。 | [投票(4)] | |
夕陽のガンマン(1965/伊=スペイン) | 悪役インディオの、時計を見つめる目の演技が忘れられない。 | [投票(4)] | |
続 夕陽のガンマン 地獄の決斗(1966/伊) | THE GOOD,THE BAD,AND THE UGLY…主役を一人だけ選ぶとしたら? [review] | [投票(4)] | |
プライベート・ライアン(1998/米) | ラストが最悪。 [review] | [投票(4)] | |
オー・ブラザー!(2000/米) | ミシシッピでギリシャ叙事詩とは♪全くコーエン兄弟の考えるコトは面白いっ♪のどかな風景に、次々と登場する奇人達♪独特のユーモアと楽しげな音楽は、観ているだけでとっても幸せな気分になれるぞっ♪んなアホな!とゆー展開もまーこの際目をつぶるっす♪ | [投票(3)] | |
アモーレス・ペロス(2000/メキシコ) | どこか『パルプ・フィクション』を彷彿とさせる傑作オムニバス。荒削りな魅力が溢れる画面は、まるで匂ってくるかのよう。…欲望を剥き出しにして吼える犬の血の匂い…牙を失い、虚飾をまとった犬の空虚な匂い…そして、何かを待ち続ける犬の寂しげな匂い…。 | [投票(3)] | |
フォロウィング(1998/英) | 「他人の持ち物」を通して人間の存在を深く見据えるその視線が興味深い。ありふれた題材を取り上げつつ、巧みなストーリーテリングと短い本篇時間で強烈なサスペンスを演出した監督の力量たるや恐るべし。無機質なモノクロ画面と前衛的な音楽で切れ味も倍増。 | [投票(3)] | |
禁断の惑星(1956/米) | 「傑作選」より:円盤型の宇宙船にまず感無量!アン・フランシスの無垢な魅力とロボット・ロビーのきゅ〜とさ(笑)…そして神秘的な雰囲気を醸し出す独特の音楽に注目。丁寧な特撮は21世紀の今なお色あせることがない、まさにSF映画の金字塔だ! | [投票(3)] |